この薬局は”Červený rak赤い蟹”と親しまれ市民の自慢でした。
報道によるとこの薬局が閉じた理由は、
このお店の所有者が変わった事により近代的内装・備品に変え効率的営業をしたい新オーナーと、今まで使用されていた歴史的価値ある内装・備品を継承しながら店を守って欲しい行政当局との間での争いです。現在裁判所で係争中です。
店のオーナーもブルノ市も”赤い蟹”を掲げ薬局を継続することには同意しています。
二枚目の写真をご覧ください。
”赤い蟹”を囲むようにGB書いてあります。
これは薬局の看板に”赤い蟹”を掲げたGeorg Braun氏のイニシャルです。
またパッと見には解り辛いのですがイニシャルと赤いかにを囲むように1620と書いてあります。
これはBraun氏がこの薬局を購入した年です。
ですからこの薬局は確実に1620年から存在していたことになります。
ブルノ市の歴史書Brněnské maličkostiに因ると1365年創業以来オーナーは変遷しながらも薬局として営業されていたそうです。
ブルノ市訪問の際はこの歴史的薬局を是非訪れてください。
2009年5月7日に”Červený rak赤い蟹”前を通ったところ、営業再開されていました。
(2009年5月15日追記)
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