ブルノ市に住んでいた2007年10月から2009年7月末までに同市を散策した様子をお届けするブログです。
今後再度ブルノ市を訪れる機会があれば更新します。
チェコのニュースをお伝えするブログ「チェコ・タイムス(CZECH TIMES)」再開しました。

2009年4月19日日曜日

ユダヤ人門レリーフ

RELIÉF ŽIDOVDKÉ BRÁNY
チェコ国鉄ブルノ本駅を出て直ぐ正面に、ケンタッキー・フライドチキンが一階に入居している ビルがあります。
このビルはNáměstí Sbobodyスボボダ広場に通じる道として、ブルノ市を訪問した方は皆さんご存知の事と思います。
普段見落とし勝ちなこの建物、実は非常に重要な観光名所の一つなのです。

この建物の直ぐ横にŽIDOVDKÁ BRÁNAユダヤ人門という門が有りました。
その昔都市は要塞に囲まれ外的から市民を守っていたのです。

この門は1835年に交通の邪魔になると撤去されたそうです。
1328年に初めて文献に登場しますが、伝説によると1230年代に建立されたものだそうです。
そして1508年と1663年に建替えが有ったそうです。

この門の中に住めるのは、あくまでも市民ですから旧宗主国の人々で、農奴で有ったチェコ人は居住できませんでした。
またユダヤ人はゲットーに押し込まれていた時代も有り、市民居住地区入り口の門がユダヤ人門というのか不思議です。
いくつかの文献を調べてみましたが、いずれも何故ユダヤ人門と云う名前になったのかという理由には触れられていませんでした。

ブルノ市にお越しの際は、ユダヤ人門をご一見ください。




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